令和7年1月21日(火)船橋市立夏見台小学校6年生を対象に平和の語り部として、千葉県遺族会女性部長の山下道子氏と千葉市遺族会会長の宍倉操氏が訪問し、戦前・戦中・戦後の小学生の生活の様子や、平和の大切さをプロジェクターを使用してお話しされました。

この授業は、厚生労働省の令和6年度新規補助事業として遺族会が受けることとなり、戦没者遺児としての記憶を次世代に伝承し、平和の大切さ命の大切さを経験を通してお話しすることを目的としているものです。
児童たちが、戦争は過去の話ではなく、平和を守るのは自分たちの手にあると考えるきっかけになればいいと思います。
まず、宍倉氏が戦前・戦中・戦後の小学生の生活を当時の社会情勢と千葉県内の状況を交え、視覚的にお話しされました。
また、社会の教科書にも載っている「対馬丸事件」について、学童疎開での悲しい出来事として児童の目線で熱弁されました。

授業後半は、山下氏が昭和20年6月10日、同年7月7日の千葉空襲について説明し、体験者の作文を読み上げました。
子ども達は、熱心にメモを取り、耳を傾けておりました。
子ども達からの感想
・改めて、今の生活がどれだけ貴重でありがたいことなのかを実感する事ができました。
・二度と同じ過ちをおかさないように次は私たちが防いでいかなきゃならないなと感じました。
・戦時中は、とにかく生きることに必死だったと知って、本当に大変な世の中だったんだなと心が痛くなりました。
・千葉も空しゅうにあっていたことを初めて知っておどろきました。

他にもたくさんの感想文を送って下さいました。
夏見台小学校の校長先生はじめ、担任の諸先生方ならびに6年生の皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
戦争を知らない世代が増える中で、私たちは、いつまでも平和な時代が続くよう、これからも「平和の語り部」として命の大切さ・平和の大切さを伝えていきたいと思います。
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