令和5年12月14日(木)午前10時30分より、東京都千代田区永田町の自由民主党会館8階ホールにおいて、一般財団法人日本遺族会主催による全国戦没者遺族大会が開催されました。
千葉県からは22名の要請がありましたので、各ブロックから選出理事並びに選出評議員で行ってまいりました。
終戦の昭和20年から毎年開催されてきたこの大会も第78回を数えました。
戦没者の妻、すなわち「お母さん」達が中心となって遺族の生活を支えるために頑張ってきた大会が、次はその子供達、すなわち「遺児」へと繋がって現在に至ります。そして、いよいよ「孫・ひ孫世代」へバトンタッチの時期を迎えようとしております。
午前10時30分、日本遺族会の盛川英治事務局長、井上春行部長代理の司会で始まりました。
開会の言葉を宇田川剱雄副会長が宣し、国歌斉唱に次いで、靖国の杜に鎮まる246万6千余柱の御英霊に感謝の黙祷を捧げました。初めに、来賓として自由民主党を代表し森山裕総務会長がご挨拶されました。次に水落会長が挨拶に立ち、全国各地から参集した戦没者遺族並びに出席頂いた自由民主党代表、厚生労働大臣、総務副大臣、自由民主党所属衆・参国会議員の先生方に対し、意義深い大会を開催することができたことについて謝意を表しました。
来賓として、武見敬三厚生労働大臣、馬場成志総務副大臣、高市早苗経済安全保障担当大臣、逢沢一郎遺家族議員協議会会長にそれぞれご挨拶頂きました。
國政隆昭副会長の進行で、田中玉喜本会女性部副部長が意見発表をおこないました。生い立ちから、父親の戦死により経験した数々の苦労、残された家族の想い等お話し下さり、最後に語り部事業の創設と予算獲得、並びに内閣総理大臣・閣僚・国会議員の靖國参拝の定着と弔慰金の増額・継続の要請や行動を続けていきましょうと力強くおっしゃいました。結びにいつまでも平穏な毎日が続くことが、悲願であると述べられました。
残された遺族には、それぞれ千差万別の想いがあり、その一つ一つを語り継いでいかなければならないと思います。
宣言(案)を伊藤早苗本会常務理事、決議(案)を篠原彌之本会常務理事が朗読発表したのち、満場一致で採択されました。
安齋満本会常務理事が万歳三唱の発生をし、最後に岡倉三郎本会常務理事の閉会の辞で、今年度全国戦没者遺族大会を無事終了しました。
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